新潟県小千谷市立東山小学校で27日、“学校牛”の2代目「牛太郎」の入学式が行われる。2代目は全身が白い毛で覆われた雄牛で、初代牛太郎と別れたばかりの児童たちの人気者になりそうだ。谷井靖夫市長が25日の記者会見で発表した。
同校の学校牛は初代牛太郎が10年間、児童たちと生活科や総合学習の授業などで触れ合いを深めてきたが、13歳牛という高齢のため先月、卒業した。牛太郎は国指定重要無形民俗文化財「牛の角突き」の闘牛としても活躍してきた。
2代目牛太郎は初代と同じく岩手県久慈市出身。平成22年3月生まれの2歳(3歳牛)で、体重は約650キロ。白い毛で覆われた雄牛は珍しく、地元では「神の使い」といわれて珍重されているという。
今月14日に小千谷市に引っ越し、他の闘牛のいる共同牛舎に入った。名前は同校の児童18人が投票したところ、11人が初代と同じ牛太郎を希望して決まった。
2代目牛太郎も闘牛としての活躍が期待されているが、闘牛の成牛は体重が1トン前後になるため、まだ子供の2代目牛太郎の“初土俵”は未定だという。
入学式は27日午前10時45分から共同牛舎前で行われ、児童らによる面綱かけなどが予定されている。小千谷闘牛場で5月3日に行われる今年度の牛の角突き初場所では2代目牛太郎を披露する引き回しが行われるほか、初代牛太郎の闘牛引退も報告される。
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