厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会は19日、ウイルスの病原性をなくした不活化ポリオワクチンの製造販売を承認することを了承した。生ワクチンのように副作用で手足のまひを起こす危険はない。夏前には国内で初めて承認され、秋には公費による接種が受けられる見込みだ。
承認されるのはサノフィパスツール社のポリオ単独の不活化ワクチン。注射で計4回受ける。承認申請は今年2月で、異例の早さで承認の方針が認められた。ただ世界では86カ国で承認されている。
厚労省は今後、予防接種法の省令を改正し、公費で受けられる予防接種に不活化ポリオワクチンを追加する。国内で実施された臨床試験(治験)では、重い副作用は確認されていないという。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/life/medical/K2012041908380.html