東日本大震災の影響で米ハワイ州ホノルル市での打ち上げが延期された長岡花火が5日(現地時間4日)、現地で打ち上げられ、平和の祈りを込めた約1500発の花火がハワイの夜空を焦がした。
太平洋戦争開戦の地となった真珠湾があるホノルル市で、昨年3月14日に打ち上げられる予定だったが、大震災の影響でホノルルにも津波の恐れがあるため延期になった。
この日は雨の中、白菊や小型のフェニックスなどが、ワイキキビーチの沖合に浮かべた3隻の台船から約15分間打ち上げられ、観客から拍手と歓声が沸き起こった。
空襲で大きな被害を受けた長岡市は、真珠湾攻撃(1941年)を指揮した旧日本海軍連合艦隊司令長官、山本五十六の故郷でもあることから、両市は不幸な戦争の歴史を乗り越えようと07年から交流。今月3日には、姉妹都市提携に調印した。
4月8日には、ワシントンで開催される全米桜祭りでも、長岡花火が打ち上げられる。
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