厚生労働省は8日、花粉症患者向けにネットなどで売られているバターバー(西洋フキ)やそれを含む食品の販売を当面中止するよう事業者を指導することを決めた。消費者には摂取しないよう注意を呼びかける。
英国医薬品庁が、肝臓に悪影響を与える疑いがあるとして、事業者に自主回収を依頼したことを受けた。同庁には、バターバー製品との関連が疑われる急性肝炎や肝不全などが40例報告されているという。
厚労省が把握している日本への輸入実績は、カプセル剤や粉末剤などの製品で2011年に約115キロ。今のところ、国内での健康被害の報告はないという。
http://www.asahi.com/national/update/0209/TKY201202080832.html?ref=goo