インフルエンザの患者数が激増している。1月23~29日の週に全国約5000の医療機関に報告された患者数が1医療機関あたり35・95人となり、今シーズン初めて警報レベルの30人を超えたことが3日、厚生労働省の統計でわかった。
前週の22・73人から大幅に増えており、昨シーズンのピークの31・88人も上回った。同省は流行がピークにさしかかったとみて、症状が重くなりやすい子供や高齢者は特に体調管理に注意するよう呼びかけている。
患者は約173万人と推計されており、前週から1週間で約62万人増えた。検出されているウイルスの約9割がA香港型で、同型の本格的な流行は5シーズンぶりのため、免疫を持たない可能性が高い子供の患者が目立つ。患者の6割以上を14歳以下が占めるとみられるという。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/medical/20120203-567-OYT1T01045.html