ワクチンの安全性を評価する厚生労働省の専門家会議が16日に開かれ、子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて、接種後30分は医療機関で座って待機するよう注意を呼び掛けることを決めた。注射の痛みや恐怖により失神する症例が多く、倒れて頭を打つケースもあったため。厚労省では、メーカーに注意喚起を依頼する方針だ。
厚労省によると、HPVワクチン接種後に意識を消失した例は、発売から2011年11月末までで、グラクソ・スミスクラインの「サーバリックス」(09年12月発売)が10万接種当たり8.17例、MSDの「ガーダシル」(11年8月発売)が同18.8例。接種から意識消失までの時間は、5分未満が多いが、15分以上たってから発症した例もあった。
http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/medical/cabrain-36390.html