養豚生産への理解を深めてもらおうと、県などは9日、新潟市中央区の「新潟市食育・花育センター」で、同市南区の銘柄豚「しろねポーク」を使った親子料理教室を開いた。
新潟市内の親子16組約40人が参加し、同市の料理研究家、石田恭子さんの指導でホットドッグやコーンスープなどを作った。調理の前に、養豚農場で飼育されている豚の映像などを見ながら、豚肉が生産されるまでの過程をクイズで学んだ。「JA新潟みらい」畜産センターの川井秋弘さん(47)は「消費者に安全安心なものだと理解してもらうために、できるだけ生産過程を公開していこうと思っている。生産者が愛情込めて飼育したものなので、食べ物は残さずきれいに食べるという意識につながってほしい」と意義を語った。
母と妹の3人で参加した市立赤塚小学校5年の津村和楓さん(11)は「生き物を食べていることを今まで気にしたことがなかった。食べ物を粗末にしてはいけないなと思った」と話した。
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120110ddlk15040012000c.html