JR長岡駅(長岡市)と駅前の大手通りなどをつなぐ屋根付きの高架歩道「ペデストリアンデッキ」が完成し、22日、開通式があった。来年4月にオープンする市の複合施設「アオーレ長岡」の3階にも直結し、歩行者にとって駅周辺の利便性が大幅にアップする。
デッキはガラス張りで、地上からの高さ6~7メートル、幅4メートル、総延長約300メートル。昇降口は4カ所、エスカレーターは4基、エレベータは3基ある。大手通りのアーケード街にもつながっていて、駅からアーケード街に行くのに、雪が降っても傘を差さずに済む。事業費は約19億円。
開通式では、長岡市の森民夫市長が「雪が降っていても、県外の人がハイヒールで長岡駅に着いて、そのままアオーレ長岡に行けるようになる。長岡を全国の人に知ってもらう機会だと思う」とあいさつ。その後テープカットがあり、関係者ら約80人が渡り初めをした。
デッキの他に駅の東西をつなぐ通路や地下駐輪場などが既に整備されており、06年から実施されていた駅周辺整備事業は完了した。
同市は「ペデストリアンデッキ」の愛称を募集する。市役所などにある応募用紙に記入して、市交通政策課にファクス(0258・39・2293)。問い合わせは同課(0258・39・2267)。締め切りは12年2月29日。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111223-00000071-mailo-l15