◇森市長への親書受け取る
【ホノルル(ハワイ州)堀山明子】旧日本軍による米ハワイの真珠湾攻撃70年式典に参加するため訪米した長岡市の訪問団が5日(日本時間6日)、ホノルル市のピーター・カーライル市長を表敬訪問した。長岡市は真珠湾攻撃を指揮した旧海軍連合艦隊司令長官・山本五十六の出身地。カーライル市長は、森民夫・長岡市長に宛てた「来年は必ず姉妹都市提携を実現したい」との親書を手渡し、敵味方を超えた平和交流を強める考えを示した。
両市は07年から「歴史的事実の相互理解を深めよう」と交流を続け、カーライル市長が今年8月に「姉妹都市」を提案していた。長岡市は12月議会での同意を目指しており、来年3月にも実現する可能性がある。
今回の訪問団は、公募で選ばれた大学生ら8人で構成。代表の木村はるかさん(22)=新潟大4年=が「平和についてしっかり考え、帰国して仲間に伝えたい」と語った。カーライル市長は「戦争をきっかけにした自治体交流を広げたい」と応じた。
訪問団は、攻撃があった7日(日本時間8日)に現地で行われる真珠湾攻撃70年記念式典に出席する。
ホノルル市は、原爆が投下された広島市とも50年に姉妹提携を締結している。
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20111208ddlk15040014000c.html