[ カテゴリー:食の安全 ]

中国の食の安全問題は大半が「故意の混入」、がん発病率も年々増加―中国紙

2011年11月30日、先進国の「食の安全問題」が微生物や環境汚染など人的要因ではないのに対し、中国の場合は誰かが自分の儲けのため故意に「何かを入れたり混ぜたり」することによるものが大半だ。中国青年報が伝えた。

「食品安全法」が施行されてから2年。だが、食の安全問題は一向になくならない。違法薬物の「痩肉精(塩酸クレンブテロール)」、ブタ肉を牛肉に見せかけるための複合食品添加物「牛肉膏」、メラミン入り粉ミルクなどいわゆる「毒食品」が氾濫。庶民の食卓は危険にさられている。

「がんの発病率が年々増加し、低年齢化も進んでいる。主な原因は化学汚染だ」。中国肉類食品総合研究センターの馮平(フォン・ピン)総工程師はこう指摘する。馮氏によると、中国の食の安全を脅かす大きな原因は、業界全体の意識と企業の管理能力の低さ。「食の安全という角度からもう1度、発展モデルを見直す努力をすべき」と訴える。

同氏はさらに、「食の安全は短期間では解決しない複雑な問題。法の整備をした上で、消費者、生産者、メディア、政府機関が一丸となって取り組まなければ改善しない。どれか一部分が欠けてもだめだ」と強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111203-00000010-rcdc-cn

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