30日告示の長岡市長選に向けて候補者擁立を目指していた共産党や長岡民主商工会、新日本婦人の会などでつくる「住民本位の地方政治をつくる長岡みんなの会」が20日、擁立を断念したと発表した。これまで立候補を表明しているのは現職の森民夫氏(62)だけで、市長選は無投票になる公算が大きくなった。
みんなの会は7月から人選を進め、今月上旬までに候補を1人に絞って説得してきたが固辞された。会の代表委員を務める大矢健吉・共産党中越地区委員長は「原発問題や合併地域の活性化など大切な争点がある中、選挙で論戦をすることができなくなった。市民のみなさまには選択の機会を設けることができず申し訳ない」と話した。
森氏は、自身の後援会顧問に市選出の県議が名を連ねるなど、共産党を除く「オール与党態勢」で選挙に臨む構えだ。
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