新潟の冬の景色を彩る冬鳥が県内各地の湖沼に飛来し始めた。4日は新潟市北区の福島潟にオオヒシクイが初飛来。阿賀野市水原の瓢湖では3日にコハクチョウの飛来が初めて確認された。
新潟は日本有数のハクチョウの飛来地として知られ、瓢湖の他、鳥屋野潟(新潟市中央区)、佐潟(同市西区)など県内の湖沼に例年約1万羽以上が飛来する。瓢湖では3日、2羽のコハクチョウが初めて確認された。同湖には例年約6000羽が飛来するという。
オオヒシクイは国の天然記念物で、福島潟に飛来する代表的な冬鳥のひとつ。4日午前5時半、福島潟から飛び立つところが確認された。水の駅「ビュー福島潟」によると、同潟は日本最大のオオヒシクイの越冬地で、例年12~1月に約5000羽以上、最大約7000羽が確認されているという。
和歌や絵画などにもよく登場し、日本では古くから「雁」の呼び名で親しまれている。
10月10日は「オオヒシクイの日」とされており、ビュー福島潟では、木彫りのウグイスを彫るバードカービング教室(要予約)などのイベントが企画されている。問い合わせはビュー福島潟(025・387・1491)。
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