ケータイの定番有料サイトのひとつである「出会い系」。ガラケー(いわゆる普通の携帯電話)からスマートフォンに乗り換えたユーザーが1000万人を突破したことにともない、この出会い系サイトの世界にも変化が起こりつつあるという。
サイトをよく利用していたカメラマンの笹マン氏が、そのあたりの事情をこう説明する。
「PCやケータイの出会い系サイトは、ものすごい勢いで衰退している。だって、出会い系サイトなのに、やりとりできるのはサイト側が用意しているサクラばかりで、“出会い”なんてほとんどない。そんなものに高い料金を払う客がいなくなったってこと」
つまり、スマホユーザーたちが出会い系サイトに興味がなくなったわけではなく、「有料出会い系アプリは無視して、本来、出会い系ではない無料アプリを使う」ようになったということだ。
だが、無料の出会い系アプリなど存在するのだろうか。アプリ事情に詳しいIT専門誌のK記者は、「出会える“出会い系ではない無料アプリ”は存在する」という。この言葉の意味を、こう説明してくれた。
「世界でダウンロード数1000万件を超える大人気アプリ『K』(仮)がその代表といえます。『K』は、そもそもパケット代がかからずに友人(複数可)とチャットできるアプリ。ところが、新しいチャット相手を探すための裏技があるんです」
その方法について詳細は伏せるが、それほど難しいものではなく、マーケットでアプリをダウンロードすれば自力で見つけることができるはずだ。
本来の目的は、特定の親しい者同士を結びつけるコミュニケーション・アプリ。だが、不特定の人と出会えるとなれば、それは立派な「出会い系」だ。他にも同様のアプリはいくつもリリースされているという。男女ともに、出会いを求めるユーザーの“探究心”には驚くばかりだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111005-00000302-playboyz-soci