長岡市街地の浸水被害を防ぐため、県が計画している柿川放水路の早期完成を求める総決起大会が28日、同市内であった。
柿川は豪雨のたびに増水してあふれ、浸水被害が繰り返されたため、県は08年度に柿川放水路の調査・設計に着手。計画では、市街地の柿川から分流して太田川へ放流するため、地下に幅約8メートル、高さ約3メートルの管を長さ約1・4キロにわたり埋設する。しかし、まだ建設に着手しておらず、完成時期は未定。
7月の新潟・福島豪雨では柿川があふれ、市街地の床上・床下浸水被害は1557件に上った。そのため、早期建設を求める声が上がっていた。
大会は、県や長岡市、長岡商工会議所、地域住民ら約370人が参加。森民夫市長が「柿川放水路なしに、本当の安全・安心はない」とあいさつし、早期完成を求める決議案を採択した。
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