JA全農にいがたは、県内九つのJAで20日、今年の県産コシヒカリ計440トンを県外へ初出荷をした。今週末から店頭に並ぶ見込み。7、8月の猛暑で品質低下が危ぶまれたが、現在のところ1等米比率が70%で、例年並みという。
長岡市荒巻のJA越後さんとうでは、同市和島地区で15日ごろに収穫された約12トンをトラックに積み込み、千葉県へ向けて出発した。北海道や関東、関西向けの出荷が多いという。同JAの遠藤隆一理事長(58)は「猛暑だった昨年の経験を生かして対策し、満足できる質になった」と話している。
今年産の卸売価格は1等米60キロ当たり1万7500円で、前年同期比2500円増。東日本大震災の影響で、昨年産の県産コシヒカリは在庫がなく、品薄感が続いているため。県は今月12日、同市で収穫されたコシヒカリから放射性セシウムが検出されなかったことを発表している。【宮地佳那子】
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