今回の台風について、気象庁予報課の神田豊主任予報官は、台風が離れていても暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本では局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、早めの対策を取るよう呼びかけました。
今後の台風の進路について、神田主任予報官は「あす以降、速度を速めながら、日本の南海上を北東へ進む見込みで、東日本にかなり接近するおそれがある」と述べました。そのうえで「台風が離れていても、本州付近にある前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、九州や四国など西日本では局地的に非常に激しい雨が降るおそれがある。これまでの豪雨で被害が出ている和歌山県や奈良県でも激しい雨が降る見込みで、再び、土砂災害のおそれが高くなるので早めの対策を取ってほしい。あす以降は台風が速度を速めて北上し広い範囲で大雨となるおそれがあるので、雨の降り方に十分注意してほしい」と呼びかけました。