厚生労働省は8日、10月~来年1月分の子ども手当(来年2月支給)から導入される保育料や給食費の天引きについて、過去の滞納分すべての天引きを認める方針を示した。ただし親の同意を条件とする。地方自治体の担当者を集めた会議で明らかにした。
天引きの仕組みは、今年の通常国会に提出され、後に取り下げた政府案にも盛り込まれたが、天引き対象は、手当の支給対象期間に起きた滞納分と想定していた。今回、給食費などの滞納に悩む自治体の要望を受けて、対象期間を限定しない方針に転換した。
また、滞納額が多い場合に、滞納している子どもの兄弟・姉妹分の手当からも天引きできるか、という自治体側の質問に対し、厚労省側は、親の同意があれば徴収を認める方向で検討する考えを示した。
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