民主党の岡田克也幹事長が7日、記録的な雨量で河川や農地に大きな被害をもたらした新潟・福島豪雨の被災現場を視察に、三条市と十日町市などを訪問。激甚災害の早期指定に向け、党として政府に働きかける考えを明らかにした。
三条市役所下田庁舎では、泉田裕彦知事と三条市の国定勇人市長が被害の状況などを説明。泉田知事は「明日の生活の見通しが立たない被災者に希望を与えてほしい」と激甚災害の指定などを改めて要望した。
岡田幹事長はその後、堤防が決壊した同市江口の五十嵐川や、氾濫した十日町市川原町の晒川を訪問。晒川では「一見、おとなしそうな川に見えるのに」と洪水の恐ろしさを改めて実感した様子で語り、泥水をかぶった家財道具の整理に当たる人々に「大変ですね。頑張ってください」と励ましていた。
岡田幹事長は記者団に対し「想像以上の被害だ。農業被害のほか、インフラも傷んでおり相当力を入れて対応しなければ」とし、「被害の大きさと豪雪地帯であることを考えると復旧工事を急ぐ必要がある。急いで激甚災害の指定をするため党として政府に働きかけたい」と述べた。
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