「福島第一原発事故で、今、注意が必要な放射性物質は“セシウム”です」
そう警告するのは、中部大学の武田邦彦教授。全国でセシウム入り食品が見つかり消費者を恐がらせているが……。
「セシウムの半減期は30年と長く、人間の筋肉にまで入り込んでしまいます。まずは体内に取り込まないよう気をつけましょう。そのためには、セシウムの入っていない食材を選ぶことです」
では、もしセシウムの含まれた食材を食べてしまったらどうしたらいいの?
「万が一体内に入ってしまったときは“カリウム”を摂ることです。カリウムという栄養素は神経や筋肉を形成する栄養素ミネラルの一種です。放射性セシウムが体内に取り込まれたときにカリウムが不足していると、カリウムの代わりにセシウムが吸収されてしまいます。
大事なことは、日ごろからカリウム不足にならない生活を心がけること。カリウムの含まれる食品をしっかり食べましょう。
また体は、カリウムが不足しても約1日半の間は、放射性セシウムを栄養の代わりに吸収せずに待ってくれます。2日に一度、カリウム食品を食べることで、セシウムを筋肉に取り込まれるのを防ぐことができます」
カリウムを多く含む食品は?
「大豆や小豆などの豆類。わかめや昆布などの海藻類。バナナなど果物類。ジャガイモ、さつまいも、ビスタチオなどイモ類。他にもアボガドや、ココア、カレー粉、切干大根などにも多く含まれています」
武田教授の監修のもと、この夏、親子で作りたい、カリウムたっぷりのレシピを、料理研究家のMeguさんに考案してもらった。
子供たちも大好きなカレーとケーキ、夏休みにぜひ一緒に作って親子で放射性物質を撃退しよう♪
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110729-00000302-jisin-ent