地デジの準備を呼びかける華やかなイベント。そのいわば裏方を務めるのが「デジサポ」です。全国でおよそ2万2000人が地デジ化の相談やアドバイスを行っています。ビルの屋上を眺める怪しげな人影・・・。
「確認できました。こちらの住宅はもう対応済みだということになりますね」(デジサポ)
目的はアンテナの設置の確認、地デジレスキュー隊の人たちです。石崎さんは、東京の千代田区と江東区を担当。地デジの準備をよびかけて、これまで2年間歩き続けてきました。
1か月前から石崎さんの配っているものに変化が・・・。一見するとただのチラシですが、組み立てると地デジの電波が届いているかが確認できる「地デジ・テスター」のでき上がり。テレビにつなぎ、地デジが映らなければお問い合わせをというデジサポの秘密兵器です。
さらに今月に入って、石崎さんたちは地デジの相談をしてきたご家庭に直接伺って診断することも始めました。
「(アナログテレビなので)デジタルチューナーをご用意して接続していただけますか」(デジサポ)
薄型テレビなのに地デジが見られないと困っていたこちらの主婦の方は、テレビの買い換えの検討を始めました。
「こちらの家電量販店では、今月に入ってから地デジ対応テレビの駆け込み特需が起きているとのことです」(記者)
「2~3台目としての小型テレビが売れ筋」(〔株〕ヤマダ電機日本総本店 TV担当 加藤慎也さん)
アナログ放送の終了まであとわずか。地デジ難民をどこまで減らせるか、デジサポの地道な活動が続きます。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20110718-00000024-jnn-bus_all