「人体から放射能を排出するのに効果的」などと効能をうたって健康食品「スピルリナ」を販売したとして、埼玉県警サイバー犯罪対策課と狭山署は12日、薬事法違反(無許可販売など)容疑で、同県所沢市中富南、会社員宮西啓明容疑者(33)を逮捕した。同課によると、「効能をうたえば売れると思った」と供述しているという。
逮捕容疑は3~6月、インターネット通販サイト「楽天市場」に開設したホームページ上で、福島市の男性(39)ら4人に対し、スピルリナを医薬品として販売した疑い。
宮西容疑者は、父親が経営する健康食品販売会社「ウェストインペリアル」(所沢市)を通じ、1本1800錠入りのスピルリナを1万4280円で販売。「白ロシア共和国の保健省が、チェルノブイリ原発事故でも人体の放射能を排出するのに有効と結論付けた」などと宣伝し、東日本大震災後の約3カ月間で約340万円を売り上げていたという。
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