今月4~10日に全国で熱中症により救急搬送された人数が4520人に上ることが12日、総務省消防庁の速報値で分かった。梅雨明け前後の猛暑の影響で、前週(4662人)に引き続き高い水準で推移。東日本大震災の被災地でも搬送者数が増加しており、同庁は、小まめな水分補給などを行うよう呼び掛けている。
都道府県別では、愛知が403人と最も多く、埼玉390人、東京378人と続く。被災3県は、福島107人、宮城103人、岩手57人と、前週の1.4~2.4倍に増加した。医療機関への搬送直後の死亡は全国で8人。
同庁は、6月の搬送者数の確定値も公表。搬送者数は6980人と、前年同月比で3.07倍となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110712-00000109-jij-pol