平成23年7月4日04時30分 気象庁予報部発表 (見出し) 東北地方では4日夕方にかけて、西日本と東日本では4日朝から5日朝にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる見込みです。土砂災害、低地 の浸水、河川の増水やはん濫に警戒して下さい。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意して下さい。 (本文) [気圧配置など] 前線が、華北から日本海にのびています。日本海には前線上の低気圧があって北東に進み、4日夜にかけて北日本を通過する見込みです。 また、5日にかけて、西日本と東日本では、前線がゆっくり南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動は活発になるでしょう。 [防災事項] 東北地方では、これから4日夕方にかけて1時間に40ミリの激しい雨が降り、大雨となる見込みです。地震の影響で地盤の緩んでいる所があり、土 砂災害が発生しやすい状況となっています。 西日本と東日本では、4日朝から5日朝にかけて、局地的に1時間40から50ミリの非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。 土砂災害、低地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒して下さい。 また、低気圧や前線近傍では、大気の状態が非常に不安定になるため、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意して下さい。 5日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で 北陸地方、九州北部地方(山口県を含む) 150ミリ 北海道地方、東北地方、東海地方、近畿地方、中国地方、四国地方 120ミリ 甲信地方 100ミリ の見込みです。 なお、九州南部では、5日朝から大雨となるおそれがあります。 [補足事項等] 地元気象台の発表する、警報や注意報、気象情報に留意して下さい。 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は4日17時頃に発表する予定です。
http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/000_00_662_20110703193029.html