女優の松雪泰子が、新潟県長岡市の「長岡花火」を題材にした映画『この空の花-長岡花火物語』に、天草の地方紙記者・遠藤玲子役で主演することがわかった。『転校生』『時をかける少女』などを手がけた大林宣彦監督の最新作。長岡空襲と中越大震災を体験し、不屈の精神で復興を成し遂げた長岡の人々の想いを、平和と復興のシンボルである「長岡花火」を軸に描く。
1945年(昭和20年)8月1日の長岡空襲が始まった時刻に合わせて、慰霊の花火として始まった「長岡花火」。近年、2004年10月23日に発生した中越大震災にも見舞われた長岡の花火とは、市民の再生と希望の象徴とされる。この「長岡花火」を世界に発信しようと、2009年8月に同市が地域発・地域住民の手による映画製作を企画。大林監督のもと、このほど撮影台本が完成。クランクインにこぎつけた(8月1日予定)。クランクアップは9月下旬を予定している。12月には米ハワイの真珠湾で長岡花火(慰霊の献花火)打上げも計画されており、実現した場合は追加撮影も行う予定。
そのほかの配役は、高校の演劇部指導教員・片山健一役で高嶋政宏、演劇部員・元木花役で新人の猪股南、長岡の新聞記者・井上和歌子役で原田夏希、伝説の花火師・野瀬清治郎役で柄本明、花の母親・リリ子役で富司純子が出演する。
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