ここ数年、子供に大人気の工場見学。
「普段は見られない物作りの現場を目の当たりにできますし、食品工場なら食育にもなる。その上、製品の試飲や試食もできますから人気は当然。また、夏休みには子ども向けの特別コースを設ける工場が多いので、自由研究の課題にもなります」（旅行ジャーナリスト・村田和子さん）
夏休みはまだまだ先だが、のんびりはしていられない。
「人気の工場は二～三カ月前から見学予約がはじまり、すでに定員に達してしまったものもあるんです。また震災や節電の影響で公開スケジュールが変更になっている工場もあるので、できるだけ早くウェブ等で確認・予約することをおすすめします」（同前）
特に人気が高いのはキユーピーのマヨネーズ工場なのだそう。
「一分間に六百個もの卵を割る高速割卵機に子どもたちの目は釘付け。全国五カ所に工場があるので比較的行きやすく、八月には特別イベントも開催されます。七月の予約はすでに始まっており八月の予約は七月一日から」（同前）
小学校低学年の小さな子でも楽しめるのか？
「森永乳業の工場（東京都東大和市ほか）は牛乳やジュースの製造過程が見学できます。チーズやバター作りができる体験コースは小さい子どもでも楽しんで学べます。受付終了は見学予定日の二週間前。明治の工場（埼玉県坂戸市ほか）は、ふだんは団体見学のみですが、夏休みは家族単位でも申し込みできます。申し込み締切は六月二十二日です」（ブログ「見学日和♪」管理者・高橋法子さん）
なかにはこんなものも。
「キリン横浜ビアビレッジ（神奈川県横浜市）には中学生以上を対象にしたビールの歴史ツアーがあります。七月分の受け付けは始まっていますが、残念ながら八月は実施されません」（同前）
「バンダイホビーセンター（静岡県静岡市）はガンプラ（ガンダムシリーズのプラモデル）の製造過程が見学でき、非売品のガンプラをもらえます。夏休み中の見学日・受け付け開始日は未定です」（ブログ「工場見学 塾！」管理者・稲本聖子さん）
これじゃあ、子どもよりもお父さんの方が喜ぶ？ （岡崎博之）
（週刊文春2011年6月23日号「THIS WEEK 休暇」より）
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110616-00000002-sbunshun-soci
