【ニューヨーク=柳沢亨之】国際的なエイズ対策を協議する国連総会のハイレベル会合が国連本部で開かれ、2015年までの目標としてエイズウイルス(HIV)の母子感染をゼロにし、性交渉による感染を半減することなどをうたった政治宣言を10日採択した。
宣言は、薬物注射による感染と合併症の結核による死者も半減させるとしている。具体策として、抗ウイルス薬の投与を受ける感染者を現在の約600万人から1500万人に、世界のエイズ対策費を現在の約160億ドルから約240億ドルに、それぞれ増やすことなどを盛り込んだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000708-yom-sci