福島第1原子力発電所の事故による深刻な影響が広がる中、食材を通して子どもたちを環境汚染からどう守るかを考えるセミナー「環境から子どもたちの食材を考える~食材の力と体の抵抗力」が6月3日、横浜市中区桜木町の日石横浜ビルで開かれる。相模女子大などによる「子ども向け食材普及推進協議会」の主催で、参加者を募集している。
協議会は、子どもたちに安心して与えられる食材を調査、提供するとともに、食の大切さを伝える食育活動を展開。長野県内で幼稚園や保育園の給食サービスなどを行っているミールサービス社と、相模女子大が協力して今年1月、発足した。
セミナーではまず、環境庁の環境リスク評価委員会委員を務める同大学の安達修一教授が「放射能汚染の現状と危険性」をテーマに講演。環境汚染の実態を説明する。その上で、同大学の小泉典子前学長が「食材を通して環境汚染に負けない抵抗力をつける」と題する講演を行う。
続いて、農業関係者やみそ製造業者などを招いたパネルディスカッションを開催。子どもの免疫力を向上させる食材や、どのようなものを食べればいいのかなどの現状について話し合う。
定員は先着110人。入場無料。申し込み・問い合わせは同協議会電話026(269)9777。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110525-00000033-kana-l14