東日本大震災の影響で、延期された新しい長岡市役所を核にした多目的施設「アオーレ長岡」のオープンは、来年4月になる見通しが13日、明らかになった。同施設は当初、来年1月に開所する予定だったが、震災で岩手県の鉄骨加工業者などが被災して材料の入手が困難になり、延期されていた。
この日、アオーレ長岡の建設を請け負う四つの共同企業体(JV)の代表として大成建設の山内隆司社長が、長岡市の森民夫市長を訪れて状況を説明。山内社長は、遅くても来年3月末までに完成させる方針を示した。被災地にある工場の操業次第では、完成時期が早まる可能性はあり、8月ごろには完成時期を明確にするとしている。森市長は「市民も期待していたので延期は残念だが、来年4月早々のオープンにめどがついたのではないかと思う。被災した工場の操業は進んでおり、エールを送りたい」と話した。
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