◇被災者の心にエール
東日本大震災の被災者を支援しようと、中越地震(04年10月23日)で被災した長岡市在住のキャンドルアーティスト、馬場一樹さん(28)や歌手らが義援金を募る活動を始めている。1年間かけて毎月1回程度のチャリティーライブを開く予定で、馬場さんは「被災地だからこそ発信できるエールを被災者の心にともしたい」と意気込んでいる。
活動は「ココロトモス(心灯)プロジェクト」と名付けられ、馬場さんのほか、長岡市出身のアコースティックデュオ「ひなた」や、長岡造形大卒で画家のOZ(本名・山口佳祐)さんらが集った。救援物資の搬送などを手掛けるボランティア団体「にこにこ団」(見附市)も協力している。
先月23日にはJR長岡駅前で、初めてのチャリティーライブを開催。馬場さん制作のキャンドル14本を前に、ひなたがライブを披露。OZさんが描いた「ココロトモス」の横断幕も掲げられた。ライブの様子はインターネットの動画サイト「ユーストリーム」でも配信した。
ライブでは募金を呼びかけたほか、被災地への応援メッセージを書く旗も用意され、見学者たちは「絶対に明るい明日が待っています」などのメッセージを書き込んでいた。
毎月のライブとは別に、新潟豪雨(04年7月13日)や中越沖地震(07年7月16日)、中越地震の追悼イベントも計画している。【岡村昌彦】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110503-00000100-mailo-l15