京都市はこのほど、小学5年と中学2年を対象にした食育に関するアンケート結果をまとめた。午後11時以降に就寝する子どもは8、9時台に寝る子どもに比べ、朝食をしっかり取る割合が低くなることが分かった。
食育の推進に向けた市の施策に生かそうと、市が昨年6月に小中学校を通して2098人を対象にアンケートを実施し、1980人が回答した。
小学5年は、午後10時台に就寝する子どもは5割で、11時以降は1割だった。中学2年は、10時台は2割余り、11時以降は7割近くを占めた。
就寝時間別に朝食の摂取割合を見ると、「ほぼ毎日食べる」と答えた子どもは、8、9時台の就寝でともに9割超と高かったが、11時以降は7割余りに低下した。
朝食を食べない理由は「朝起きるのが遅いから」がトップで、小学5年、中学2年とも4割を超えた。「食欲がないから」もそれぞれ3割、4割と高かった。
市保健福祉局は「しっかりと朝食をとるためには、生活リズムを整えることが大切だと分かった。具体的な施策に生かしたい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110424-00000002-kyt-l26