[ カテゴリー:社会 ]

20キロ圏内、残された家畜を救え

この映像は今月19日に撮影されたものです。滋賀県の動物愛護団体が福島県浪江町にある畜産農家に残された牛の救助に向かったのですが・・・。

 「えらいことになってる。大丈夫、大丈夫」(動物愛護団体LOVE&PEACE Pray・蔵田和美代表理事)

 この牛舎は、福島第一原発からおよそ10キロの場所にあります。飼主も避難せざるを得ず、およそ100頭の牛が飼われていたのですが、生き残ったのは3分の1に満たない数でした。

 自力で立てなくなった牛に水を与えると、よほど喉が渇いていたのかあっという間に飲み干します。持参したエサを牛に与えたり点滴をほどこしたりしますが、たった5人のスタッフでは手がつけられない状況でした。私たちは避難している牛の所有者に会うことができ、映像を見てもらいました。

 「牛の生命力に私の方が救われたような気がする。私どもが入ってはダメなところに(動物愛護団体が)危険をかえりみずにやってくれている。本来は国にやってもらいたい」(牛の所有者・佐藤貞利さん)

 福島県によりますと、20キロ圏内には3300頭の牛と3万匹の豚、そして63万羽の鶏が残されているということで、その姿は多くの課題を突きつけています。(22日17:53)

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20110422-00000053-jnn-soci

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