公園や路上などで生活する全国のホームレスの人数は、2011年1月時点で1万890人だったことが15日、厚生労働省の概数調査で分かった。10年1月比では2234人(17.0%)減少した。減少率は、毎年調査を実施するようになった07年以降で最大。同省は「都や23区、政令市の自立支援事業が一定の効果を上げたため」(地域福祉課)とみている。
内訳は、男性が1万209人、女性が315人、性別不明が366人。都道府県別で最も多かったのは東京都2672人、次いで大阪府2500人、神奈川県1685人。東京23区と政令指定都市で全体の約7割を占めている。
調査は全市区町村で実施。市区町村職員らが公園や道路、河川敷などで生活している人を目視で確認した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000089-jij-pol