枝野幸男官房長官は28日午前の記者会見で、福島第1原発から半径20キロ圏内の避難区域について「(放射能に)汚染されている可能性が高く、大きなリスクがあるので決して立ち入らないでほしい」と述べ、家財道具などを持ち帰るための一時帰宅は控えるよう強く呼び掛けた。
一時帰宅に関し、枝野長官は「さまざまなモニタリングの結果を踏まえて、できるだけ要望に応えられるよう、安全確保を前提に努力を進めている」と説明、立ち入り自粛に重ねて理解を求めた。
また、第1原発2号機のタービン建屋内にたまった水の分析をめぐり東京電力が放射線量の発表の訂正を重ねたことについては「放射線量の測定は安全確保の大前提なので、間違いは許されない」と批判。さらに、過ちを繰り返さないよう東電に伝えたことも明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000046-jij-pol