NTT東日本、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、NTTブロードバンドプラットフォームの4社は3月18日、東北地方太平洋沖地震に伴い、被災地域の公衆無線LANアクセスポイントを無料解放すると発表した。期間は3月18日より6月30日まで。
無料開放するのはNTT東日本のフレッツ・スポット、NTTドコモのMzone、NTTコミュニケーションズのホットスポットの3サービスのアクセスポイント。開始時点では、岩手県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、長野県の6県で提供する。利用できる場所はカフェ、ファーストフード、ホテル、駅、ドコモショップなど。具体的な場所のリストは、NTTの発表資料で確認できるほか、NTTレゾナントが提供する位置情報Q&Aサービス「PinQA」で「無料の無線LANエリア」としてまとめられている。
NTTでは、公衆無線LANエリアの復旧作業の進捗に応じて対象エリアは随時追加していくとしている。追加エリアについては、NTTレゾナントの位置情報サービス「PinQA」上で随時公開する。
公衆無線LANサービスの利用方法はNTTブロードバンドプラットフォームのサイトでOSや機種別に設定画面入りで説明されているが、SSIDを「NTT-SPOT」または「wifine」と設定し、接続する。パスワードや暗号化の指定は不要だ。接続が確認できたらウェブブラウザを起動し、表示された最初のページで「利用する」をクリック。「インターネットに接続されました」と表示されてから最大30分間、無料で接続できる。
1回の接続につき30分の時間制限は、多くの人が利用したい時に特定のユーザーが長時間利用するのを避けるためで、一度接続が切れたら、その後つなぎ直すことで30分間利用できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000004-impress-inet