東日本巨大地震の発生から1週間を迎えた18日朝、高気圧に覆われた東北地方は晴れ間が広がったが、気象庁によると、残った寒気の影響で仙台市でマイナス4・1度、青森県八戸市で同4・8度を記録した。
真冬並みの寒さが続き、被災者の健康状態に不安が広がっている。
死者は1995年の阪神大震災の6434人に迫っており、警察庁の18日午前11時現在のまとめによると、宮城県で3860人、岩手県で1907人、福島県で583人など計6406人。行方不明者は1万259人。17日午後11時現在、2176か所以上に、約38万2000人が避難。東京電力福島第一原子力発電所のトラブルによる福島県からの避難住民については、関東地方の各県に受け入れの動きが広がっている。
被害の全容はいまだ把握できておらず、防衛省によると、17日午前10時現在、岩手県大槌町で1万人、宮城県南三陸町で8000人、女川町で5000人の所在が分かっていない。また、約6100人が孤立している。
被災地への救援物資が滞る要因となっている燃料不足については、東北地方などの貯蔵拠点の安全が確認されたことなどを受け、出荷が徐々に進んでおり、改善の兆しが見え始めた。
東北電力によると、18日午前9時現在、約32万7000戸が停電、そのうち宮城県内の停電は約23万7000戸に上る。津波被害の甚大な地域については復旧の見通しが立っていない。
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