[ カテゴリー:社会 ]

東北、練習試合組めない!ぶっつけ本番でセンバツ

東日本大震災で被災した東北(宮城)に17日、ぶっつけ本番で「第83回センバツ高校野球大会」に臨む可能性が浮上した。同校は大会が開かれた場合、出場することを決め、19日に大阪入りする。だが、21日までに練習試合を組めなければ、昨年11月15日の明治神宮大会(対浦和学院)以来4か月ぶりの実戦が、甲子園でのゲームとなる。

大震災を乗り越えて臨む東北に大きなハンデが課せられた。だが、上村健人主将(3年)の気持ちにブレはなかった。「自分たちは周囲の方と比べたらいい方です。そんなことで不利とは言ってられません」。故郷の街が、まだ悲惨な状況で出場する夢舞台。試合ができないハンデをものともせず聖地に向かう。

15日の組み合わせ抽選会で1回戦の相手が、大垣日大(岐阜)に決定。その夜に部員と保護者の安否確認ができたため大阪入りを決断した。山形経由で現地入りする移動手段こそ確保したが、練習試合の相手までは見つかっていなかった。当初は、12日に盛岡大付(岩手)と調整試合をして甲子園入りするはずだったが、その計画も震災ですべて霧散。「ぶっつけ本番? そのときはそのとき。ウチだけ特別扱いはしてほしくない。条件は、みんな一緒ですから」と五十嵐征彦監督(35)は話した。

震災後は学校近くの避難所で給水活動の援助を行っていたが、この日から我妻敏コーチ(28)の指導で全体練習を再開し約4時間、体を動かした。食事は1日2食。寮の水道も復旧せず、洗濯はおろか1週間も入浴していないが、ぜいたくは言っていられない。生きている幸せ、野球ができる幸せをかみ締めた東北ナインが、本番モードに突入した。

◆「甲子園出たい」 ○…正捕手の吉川心平(2年)は、塩釜市に住む両親が安全だったことを14日に友人からのメールで知った。友人の親が確認してくれた。「地震の後、家族とは会っていないし自宅に行っていない。どうなっているか…」と心を痛めている。だが、17日には両親から寮監を務める菅井尚夫さんに「自分たちの分も頑張れ」のメッセージが届いた。「親のためにも甲子園には出たい」と聖地への思いを語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000234-sph-base

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