▽▲ 苦いウリにはご用心! ▲▽
夏野菜の代表格であるウリ科の野菜(ユウガオ、キュウリなど)にはごくまれに苦み成分の一つであるククルビタシン類が多く含まれるものがあります。
ククルビタシン類を多く含む野菜を食べると、下痢、嘔吐などの症状が現れることがあり、先月には、自宅で栽培した「ユウガオ」を食べたことによる食中毒事故が他県で発生しています。
ウリ科の野菜には、ズッキーニやかぼちゃなどがあり、これらの野菜も強い苦みを感じる場合には、ククルビタシン類を多く含んでいる可能性がありますので注意が必要です。
ククルビタシン類は加熱しても分解されないので、ウリ科の野菜を味見した際に、強い苦みを感じた場合には食べないようにしましょう。
なお、同じウリ科のゴーヤも苦みがありますが、これは「モモルデシン」という成分によるもので、食欲増進の働きがあるそうです。
◎厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル:ユウガオ」