▽▲ 貝毒ってなに? ▲▽
夏場に入ると、県内では岩かきの採取シーズンを迎えます。県では、
生食用殻付き岩かきによる食中毒を防止するため、「新潟県生食用殻付き岩かきの
衛生確保に関する要綱(以下「要綱」)」を定め、漁業協同組合や卸売市場関係者と
連携して安全確保を図っています。
カキやアサリなどの二枚貝は、毒素をもった植物プランクトンを餌として
食べることで、体内に毒を蓄積させることがあり、これを貝毒と呼びます。
毒が蓄積した貝類をヒトが食べると、中毒症状を引き起こすことがあり、特に、
国内で問題となることがあるのは、麻痺性貝毒と下痢性貝毒と呼ばれる種類の貝毒です。
これらの毒成分は、熱に強く、加熱しても毒性は弱くなりません。
県では、プランクトン由来の貝毒の蓄積動向について、県内で採取した殻付き岩かきの
検査を行い、貝毒の基準に適合しているか確認しており、県内で基準値(※)を超える
貝毒が検出されたデータはありません。
県が行う貝毒モニタリング検査の結果や、岩かきの採取者が行う自主検査の結果
については、ホームページ「にいがた食の安全インフォメーション」で随時公開
していますので、是非ご覧ください。
※ 麻痺性貝毒:4MU(マウスユニット)/gを超えないこと。
下痢性貝毒:0.16mgOA 当量/kg を超えないこと。
〇 生食用殻付き岩かきの貝毒モニタリング検査結果
〇 生食用殻付き岩かきの安全確保について