「サポート詐欺」被害が増加 ウイルス感染装い、注意を
国民生活センターは24日、パソコンやスマートフォンに「ウイルスに感染した」と虚偽の警告を表示し、対策費名目で金銭をだまし取る「サポート詐欺」の被害が相次いでいるとして注意を呼び掛けた。電子マネーを購入して支払うよう要求し、相談者が買いに行っている間にウイルスを除去していると見せかける手口が目立つ。
全国の消費生活センターなどに寄せられたサポート詐欺に関する相談件数は2021年で3700件。60代以上の相談が半数を超える。
センターの担当者は「警告が偽物ではないかと疑い、すぐ連絡しないことが重要。自分だけで判断せず、周囲に相談してほしい」と話している。