年末年始の生乳大量廃棄を回避 「協力の輪が広がった」と農相
金子原二郎農相は7日の閣議後の記者会見で、牛乳や乳製品の原料となる生乳が年末年始に大量廃棄される事態を回避したと発表した。新型コロナウイルス流行の影響で飲食店向けの需要が落ち込み、廃棄の懸念が出ていた。乳業業界のPRやコンビニ、スーパーの割引サービスによる消費拡大に加え、乳製品工場が稼働率を引き上げたことなどが追い風となった。
金子氏は「牛乳の消費が伸びており、廃棄は現時点では生じていない。協力の輪が広がった」と述べた。
ただ、学校給食向けの需要がない春休みなど、需給のバランス次第で廃棄の懸念はあるとし、消費拡大に向けた取り組みを続ける考えを示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/89c2e789a6b01ba2660538845ad83e573b9cf316