▽▲食用と正確に判断できないきのこは絶対に「採らない!」「食べない!」「人にあげない!」▲▽
今週は最高気温が30℃近くの日もありますが、朝晩は涼しく、秋を感じることが多く
なりました。
これからの時期にきのこ採取に出かける方も多いと思いますが、県内では例年毒きのこによる食中毒が発生していることから、県では9月1日から11月15日までを「毒きのこ食中毒予防強化期間」としています。
食用と正確に判断できないきのこは、絶対に「採らない!」「食べない!」「人にあげない!」を守り、楽しく、おいしくきのこを味わいましょう。
○ 最多発生はツキヨタケによる食中毒
過去5年間(平成28年から令和2年)で、県内で最も多く発生している毒きのこ食中毒は、ツキヨタケによるもので、全体の半分以上を占めています。
見た目がシイタケやヒラタケと似ており、誤って食べると、おう吐、腹痛、頻繁な下痢などの症状を引き起こします。
ツキヨタケの特徴として、ヒダが暗闇で発光する、柄の肉内部に暗紫色のシミがある、柄の付け根にリング状の隆起帯があるなどが挙げられますが、これらの特徴がはっきりしない個体もあり、素人判断は危険です。
○ 死に至る猛毒きのこもあります
コレラタケ、カエンタケなどは誤って食べると死亡することがあります。
コレラタケは、食べられるきのこ「ナラタケ」などに似たきのこで、公園などのおがくずに出ることがあります。腹痛や下痢などコレラのような症状が続き、死に至ること
もあります。
また、カエンタケは、棒状やサンゴ状をした赤色のきのこで、運動機能や言語障害、腎不全、肝不全が起こり、死亡することもあります。手で触れることも危険です。報道によれば、他県の公園でカエンタケが生えているところを発見し、注意を呼びかけた事例もありました。
○ ホームページにリーフレットを掲載しています
県では、食中毒発生件数最多のツキヨタケや猛毒のコレラタケ、カエンタケなどについて、その特徴や症状等を写真付きで紹介しているリーフレットをホームページ上に掲載しています。
併せて、記録のある昭和57年以降の毒きのこ食中毒の累計なども掲載していますので、是非御覧ください。
・県作成リーフレット「きのこによる食中毒に注意!」
・県のホームページ「毒きのこによる食中毒のご注意ください!」はこちらから