「リスクが増加したという証拠はない」新型コロナワクチンでアストラゼネカが反論
ヨーロッパを中心にアストラゼネカ製の新型コロナワクチン接種後、血栓の症状が相次いでいることに対し、アストラゼネカは「リスクが増加したという証拠はない」と主張した。
アストラゼネカは「1000万件以上におよぶ安全性に関するデータを分析したところ、ワクチン接種により血栓の症状のリスクが増加したという証拠はない」とする声明を発表した。さらに「ワクチン接種後に発症した件数は一般的に起こりうる件数よりはるかに少ない」としている。
アストラゼネカのワクチンをめぐっては、接種後に血栓の症状による死亡例があったことからデンマークなど一部の国が使用を取りやめている。一方、ヨーロッパ医薬品庁は、現時点で因果関係を示す証拠はないとして、接種を続けることが可能と発表している。
(ANNニュース)