▽▲O157等による食中毒を予防しましょう▲▽
夏は、O157等の腸管出血性大腸菌による食中毒が多発します(3~8日の
潜伏期間後、主に下痢、腹痛、発熱、血便の症状)。今回はその予防方法に
ついて解説します。
◆肉はよく焼いてから食べましょう◆
牛・豚などの家畜の腸内にいる腸管出血性大腸菌等の食中毒菌が、生肉に
付着していることがあり、生や加熱不十分なまま食べると、食中毒症状を引
き起こします。
【予防方法】
・肉は表面だけではなく中心部まで十分に加熱する。
・生の肉を触った後は、石けん・流水によりしっかりと手を洗う
・箸・トングについては、肉を焼く用と食べる用で別々にする。
◆野菜でも食中毒が起きています◆
生野菜・浅漬などを原因とした腸管出血性大腸菌による食中毒が過去に起き
ています。
【予防方法】
・野菜の表面を水道水で十分に洗う(特に土・泥は確実に取り除く)
・カットした野菜は、冷蔵庫に保管する。
・生で食べる野菜と肉の調理を同時に行わない。
◆食品の温度管理を徹底しましょう◆
高温多湿の夏は食中毒菌の増殖が活発になります。食品の温度上昇を防ぐこ
とが大切です。
【予防方法】
・要冷蔵・冷凍の食品は、購入後すぐに冷蔵・冷凍庫に保存する。
・冷蔵庫のドアの開閉、食品の出し入れは最小限にする。