国立がん研究センターと国立成育医療研究センターは、2016~17年の2年間に、がん治療を始めた15~39歳のAYA(思春期・若年成人)世代の患者が、5万7788人だったと発表した。20歳以降から女性が増加し、AYA世代全体では女性が4万4946人で、男性(1万2842人)の3.5倍に達した。
両センターは、がん診療連携拠点病院など全国の844専門医療機関で16年1月~17年12月に治療を始めた患者について、40歳未満のデータを解析した。
年齢層別にみると、15~19歳は男性がわずかに多いが、20歳以降では女性が大きく上回っていた。14歳以下の小児がん患者は4513人だった。
調査の詳細は国立がん研究センターのウェブサイト(https://ganjoho.jp/reg_stat/)で見られる。
◆AYA =Adolescent and Young Adult
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20191018-OYTET50008/