厚生労働省は1日、遺伝子を効率良く改変する「ゲノム編集技術」を使った食品について、流通や販売に向けた届け出の受け付けを始めた。血圧上昇を抑える成分が豊富なトマトや肉厚のマダイなどの開発が進められており、年度内にも1例目の食品が市場に登場する可能性がある。
ゲノム編集には、特定の遺伝子を壊して働かなくする手法と、外部から別の遺伝子を導入する手法がある。厚労省は、前者の手法のみによる食品は従来の品種改良と同等とみなし、安全性審査を求めない。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20191002-OYTET50009/