シャープは8月から、ゲームを活用して高齢者の認知機能の維持向上を支援する「頭の健康管理サービス」を介護施設向けに提供する。利用者ごとの目標設定から訓練計画の作成、結果の管理まで担うのが特徴で、施設側の事務負担の軽減につながるという。
高齢者にタッチパネル式ディスプレーを操作し、じゃんけんや計算など20種類のゲームを楽しんでもらうことで、認知機能を鍛える。個々の興味や状態に応じた訓練計画を自動で作成するため、介護施設の業務を効率化し人手不足対策にも役立つとしている。
主にデイサービスなど通所型の施設向けで、価格は利用者が30人の場合、機器のリース代とシステム使用料の合計で年間50万円程度(税別)と想定している。山本信介・ビジュアルソリューション事業部長は「全国の通所型施設の5%にあたる約2800施設への導入を目指す」と話している。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190729-OYTET50026/