感染性胃腸炎は特に冬に流行しますが、春になった今も、県内では感染性胃腸炎
が多発しています。
感染性胃腸炎の流行期にはノロウイルスによる食中毒の発生にも注意を要します
が、今シーズンは4月18日時点で6件(患者数137人)発生しており、昨シーズン
同時期の2件(患者数31人)を大きく上回っています。この6件のうち2件が4月
に入ってから発生したものです。
ノロウイルスによる食中毒を防止するために、以下のことに注意しましょう。
・下痢や風邪に似た症状があるときは、調理に携わらない。
・作業前後や作業中、トイレに行った後によく手を洗浄・消毒する。
・家族に下痢、嘔吐等の症状の人がいる場合は、自身が感染しないように注意する。
・吐しゃ物・下痢便は、感染の原因になりやすいため、ペーパータオル等で静かに
除去し、汚れた床等は1,000ppm以上の塩素系薬剤(500mlのペットボトルに次亜塩素酸
ナトリウム(6%原液)をキャップ2杯入れ、水を加えて500mlにして完成)で消毒す
る。処理した後は手指を流水と石けんでよく洗浄・消毒する。
・カキなどの二枚貝は十分な加熱処理(85~90℃で90秒間以上)を行う。
なお、ノロウイルスによる食中毒の予防法をまとめたパンフレット「防ごう!!
ノロウイルス食中毒」を、県ホームページで公開していますので、食中毒・感染症
の予防に役立ててください。
パンフレットの冊子版をお求めの方は、お近くの保健所へお問い合わせください。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒情報
http://www.fureaikan.net/syokuinfo/01consumer/con02/con02_02/con02_02_05.html