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インフルエンザ 1週間の推定患者数は約168万人、更に患者数が増加して大規模な流行となる可能性があり、警戒が必要

薬局サーベイランスによると、2019/1/7~2019/1/13(2019年第2週)のインフルエンザの推定患者数は、約168万人であり、前週の値(約60万人)よりも3倍近い増加となりました。既にインフルエンザの1週間当たりの患者数はかなり大きなものとなっていますが、この状況は今週も継続するものと予想されます。

◆都道府県別情報
 各都道府県別の第2週の人口1万人当たりの1週間の推定受診者数をみると福井県、三重県、北海道、熊本県、岐阜県、愛知県、高知県、鹿児島県、奈良県、静岡県の順となっており、47都道府県全てで前週よりも増加が見られていて、特に中部地域以西での流行が目立ちます。

◆年齢群別情報
 2018/9/3~9/9(2018年第36週)から2019/1/7~1/13(2019年第2週)までの累積の推定患者数は3,453,178であり、2018年10月1日現在の人口統計を元にした累積罹患率は2.73%でした。年齢群別での累積罹患率は5~9歳(8.04%)、0~4歳(5.73%)、10~14歳(5.72%)、15~19歳(3.61%)、20~29歳(3.31%)、30~39歳(3.08%)、40~49歳(2.78%)、50~59歳(2.25%)の順となっていて、例年に比べると成人層の罹患率が高くなっています。

◆ウイルスの型
 国立感染症研究所感染症疫学センターの病原微生物情報によると、今シーズンこれまでのインフルエンザ患者由来検体から検出されたインフルエンザウイルス(662検体解析)は、A/H1pdm が70.4%と多く、次いでA/H3(A香港)亜型28.1%、B型1.5%の順となっています。

 1/7~1/13(2019年第2週)のインフルエンザの推定患者数は約168万人と、例年の流行のピークに匹敵する患者数となっており、今週(第3週)はこの状況が継続するか、または更に患者数が増加して昨シーズンに匹敵する大規模な流行に発展する可能性もあります。しばらくはインフルエンザの流行には厳重な警戒が必要です。


監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190116-00000029-kansensho-hlth

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