東日本大震災の被災者は14日午前8時現在で、死者1598人、行方不明者1720人となり、3300人を超えた。壊滅した宮城県南三陸町で、約9500人と連絡が取れない状態が続いており、被害はさらに拡大する見通しだ。
警察庁によると、死者は岩手502人、宮城643人、福島401人で、この3県を中心に12都道県に及んでいる。宮城県警の竹内直人本部長は13日、同県の犠牲者について「万人単位になることは間違いない」と述べた。
避難している人は東北・北関東の6県で約27万5700人に上り、岩手県や仙台市など一部の自治体は仮設住宅建設の検討を始めた。
岩手県大船渡市で市庁舎や病院などに電気が通ったほか、宮城県でも仙台市を中心に回復の動きが出ているが、水道やガスを含め被災地のライフライン復旧のめどは立っていない。既に5万人が動員され、捜索・救助、食料輸送を続ける自衛隊は近く10万人規模に態勢を拡大、復興支援にも当たる方針だ。米国際開発局(USAID)の救助隊員ら各国からの支援隊も続々来日し、活動を本格化させた。
一方、気象庁は今後マグニチュード(M)7以上の余震が発生する確率について、16日までに70%、その後3日間以内で50%と予測、警戒を呼び掛けている。M5以上の余震は既に180回以上観測されたといい、震源域は岩手沖から茨城沖までの長さ約500キロ、幅約200キロに及んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110314-00000031-jij-soci










