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<秋の味覚>毒キノコに注意を 大豊作の兆し

<秋の味覚>毒キノコに注意を 大豊作の兆し


キノコ狩りの本格シーズンを控え、今年は野生キノコに大豊作の兆しがある。各地の里山で野生キノコが大発生し、毒キノコの判別に保健所へ相談に訪れる人もいる。9月末〜10月の最盛期に向け、新潟県や専門家は「食べられるかどうか分からないものは採ったり、食べたり、近所の人にあげたりしないで」と注意を呼びかけている。
 「あら、お花畑みたい」。同県柏崎市西山町別山のキャンプ場で9月中旬、女性従業員が緑色の芝生の上に黄色いキノコの群生を見つけた。「5〜6年勤務しているけど、芝生にニョキニョキ生えたキノコなんて見たことない」。珍しさからカメラで写真を撮影し、毒キノコだと思い、宿泊客の子どもが誤って口に入れないように急いで踏み潰した。よく見ると芝生のあちこちに同じキノコが出ていた。専門家によると、問題のキノコはアキヤマタケとミイノベニヤマタケで毒性はないものの食の対象ではないことが分かった。
 県などによると、今夏は猛暑が続き8月末から9月上旬にかけてまとまった雨があったことや残暑もなく朝晩涼しくなったことで、野生キノコの発生に最適な気象条件がそろっている。「天候が野生キノコの大豊作だった2011年に似ている」との話もある。
 すでに各地で兆候も見られる。妙高市の笹ケ峰や上越市、群馬県の山を訪れた人は「ナラタケなどがたくさん採れた」と証言。併せてテレビゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」に登場するような毒々しいテングタケやシロハツ、傘の裏がスポンジ状のイグチ科など、地面に生えるキノコ大量発生の報告もある。今月に入り、村上市や阿賀野市などでは地元の保健所に食べられるかどうかの相談も来始めている。
 今後は木に生えるキノコがシーズンを迎えるため、新潟県は毒キノコによる食中毒の発生に警戒を強めている。その中でも特に注意が必要なのは、県内で最も食中毒被害の多いツキヨタケ。毎年、ヒラタケやシイタケと間違えて食べ、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛に苦しむ患者が発生している。シイタケのほだ木から生えてきたという事例もある。1982年以降、県内の毒キノコ被害は199件669人に上り、このうちツキヨタケによるものが104件375人と半数以上を占める。
 「柏崎きのこ研究会」会長の布施公幹(きみよし)さん(87)のもとには、保健所や個人の依頼で数多くの野生キノコが持ち込まれる。布施さんは傘の表面と裏面を入念に観察し、茎を指でつぶさに触診する。それでも分からなければ半分に切って特徴を見極める。
 県内でよく食べられる野生のナラタケでも9種類あるうえ、似たものに有毒のドクササコがある。誤って食べると、手足の先が赤く腫れ、焼け火箸を刺すような激痛が1カ月以上続く。毒性の強いクサウラベニタケはウラベニホテイシメジに酷似し、“名人泣かせ”と呼ばれる。猛毒のカエンタケでは県内で死亡例がある。
 毒キノコの見分け方には多くの迷信があり、当てにならないので信じてはいけないという。「判別は面倒だが、実際に現場で生えている様子を見るのが一番いい。安全にキノコ狩りの醍醐味(だいごみ)と実りの秋を楽しんでほしい」と話した。
 ◆毒キノコの判別にまつわる迷信と事実◆
「柄(傘のつけ根)が縦に裂ければ大丈夫」→多くの毒キノコは柄が縦に裂ける
「ナスと一緒に煮れば毒が消える」→ナスと一緒に煮ても毒は消えない
「虫が食べているキノコは食べられる」→毒キノコでも虫は食べる
「地味な色は食用、派手な色は毒キノコ」→多くの毒キノコは地味な色をしている
「塩漬けにすれば毒が消える」→塩漬けにしても毒は消えない
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/mainichi-20180922k0000e040241000c.html

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